「転職しよう!」と思い立って転職サイトに登録はしてみた。
でもなかなか前に進まない・・・
エントリーシートってどう書けばいいの?
面接の質問ってどう答えたらいいの?
面接に受からないのはなんで?
大して取り柄もないけど、出来れば魅力的な職場に転職したい!
そんな皆さんの想いに答えたいと思います。
私は、転職サイトの登録~上司への退職報告までの転職活動を3か月以内で行い、
現在はその転職先で4年以上楽しく働いております。
でも、転職活動中は不安で、緊張して、最初の企業面接が終わったときには「もう転職無理かも…」と思っていました。
そんな私が行った戦略的転職術を紹介します!
ぜひ最後まで見ていってください。
エントリーシート作成の重要ポイント3選
エントリーシートの書き方について説明する前に、まず「ご自身にとっての転職すべき企業」を探します。
その方法については、転職活動を素早く成功させるポイント10選 前編【見極め編】 で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。
早速ですが、エントリーシートを書く上での重要ポイントを3つ紹介します。
まず1つ目の重要ポイントは、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントを利用することによるメリットは次の通りです。
メリット1:転職エージェント独自のエントリーシート(職務経歴書)を提出すれば、企業ごとに書き直す必要がないこと
メリット2:職務経歴書に記入する内容は、主に「自己PR」と「業務実績」で、志望動機を書く欄がないこと
メリット3:エージェントさんが添削をしてくれること
志望動機を書かずに済むことで「作業時間の短縮」になり、「転職業界をよく知るプロによる添削」は早く転職するのにとても有利です。
私が転職した時に利用したおすすめの転職エージェントは「マイナビエージェント」です。
そしてもう一社登録して、転職エージェントを比較してくださいね。
2つ目の重要ポイントは、職務経歴書に「自分の強み」を散りばめることです。
「自分の強み」は、どの企業の面接を受けようとも変わらないアピールポイントです。
そして、職務経歴書に載せる業務実績は、必ず自分の強みを活かした実績のはずです。
ほんの些細な実績だったとしても「自分の強みを活かして出した実績であること」が伝わる表現にしましょう。
3つめの重要ポイントは、業務実績は出来るだけ数字を使って書くことです。
「担当〇件の内、〇件へ提案」「〇か月で△な業務改善資料を作成」「上場企業(〇人/資本金〇円)の企業から△契約を獲得」などです。
仕事の業績評価もそうですが、数字で示すと上司は評価をつけやすいです。
なにかしら数字にして、業務実績を書きましょう!
そもそも自分に強みなんかない・・・と思ている方。
そんなことはありません。
前編【見極め編】の「不満の言い換え」や「自分の弱みを逆転させる」、「まだこれなら他の事よりも得意」かもしれない程度のことでも問題ありません。
強みと弱みは表裏一体。
謙虚になりすぎず、自分の良いところを文字に起こしていきましょう!
この3ピースで「志望動機パズル」は完成だ!
面接ってなにを伝えたらいいの?
そう思っている方も多いと思います。
「〇〇なので、御社で働きたいです」「御社が第一志望です」と伝えましょう!とよく言いますよね。
正直言えば、面接する会社のことをよく知らないのに、志望動機を伝えるんです。
同じ業界でライバル会社に転職するならまだしも・・・上手く伝えられなくて当たり前ですよね。
でもその中で面接をしなくてはならない・・・
じゃぁ受かる人はどんな人なんだろう?
・・・もしも、面接する会社のことをよく知ってたら?
ちゃんと志望動機が言えて、上手く話せたら、きっと合格しますよね?
でも、どうやって会社のことを知ればいいんでしょうか?
私の考え方はこうです。
志望動機はパズル!次の3ピースを正しく組み合わせれば完成だ!
<ピース1>企業ホームページの「スローガン・事業内容・沿革」を見よう
●スローガン・事業内容
前編【見極め編】の企業分析の4ステップを参照ください。
●沿革
その会社の設立から「企業の子会社化・〇〇事業開始・○○支店開設・本社移転・社名変更」などの情報が載っています。
直近3~5年くらいの動きに注目しましょう。
・支店開設は会社を大きくしようとしています。
・反対に、支店閉設や本社移転などは「売上の伸び悩み」か「固定費削減の対策」と見えます。
どちらの理由にしても、良い傾向だと思います。ただし、本社移転が多い場合は警戒しましょう。
・社名変更には、わざわざ会社名を変更する理由があるはずです。
ホームページの「お知らせ(News)」に、理由とともに掲載されているはずです。
確認してみましょう。
・事業開始は、企業が新しく挑戦しようと注力している重要事項です。
事業内容を見て、どんな事業を始めたのか確認しましょう。
何より注意したいのは、直近3~5年で特に何もしていない企業です。現状維持文化が根強い可能性があるので注意です。
<ピース2>エージェントさんから紹介いただいた企業の求人情報
「求める人物像」や「対象となる方」は、内定を獲得するヒントが詰まっています!
どんな人を採用したいのか、だけでなく企業のアピールしたいポイントが載っています。
では、少し例を見ていきましょう。
●求人情報1
再スタートを切ったこともあり、活気に満ち溢れています。切磋琢磨しながら成長できます。
⇒仲間と切磋琢磨して成長しあえる企業に勤めたいと思っています!
※それに付随した学生時代や社会人でのエピソードトークを添えて♪面接官にアピールしましょう。
●求人情報2
一つのことを長く続けてきた経験が活かせます!あなたがどんな風に成長したいか?を重要視しています。
⇒こんなスキルを身につけたいです!前職では○○の業務をしたいたので、その経験を活かしつつ新しい業務にも挑戦してスキルアップしたいです!
※前職の業務と絡めて成長意欲があることをアピールしましょう。
このように求人情報をしっかり読み込んで、キーワードに絡めたエピソードを志望動機に織り込みましょう。
<ピース3>エージェントの企業担当に話を聞く
ここでも転職エージェントを利用して転職すべき大事な理由があります。
転職エージェントには「転職先を求める人の担当…Aさん」「転職者を紹介してほしい企業担当…Bさん」がいます。
私たちの担当はAさんです。
そのAさんに、「今度面接する○○企業の事業内容(企業に対する疑問であればOK)についてもう少し教えてほしい」と相談をします。
すると、連携のとれている転職エージェントであればBさんを紹介してくれるんです。
Bさんに「入社したいと思っている旨」「ピース1、ピース2を調べたけれど分からない不明瞭な点」を伝えます。
Bさんにとっても、担当企業の内定が決まれば実績を積めるわけですから、私たちが真剣であればアドバイスをしてくれます。
Aさんにとって私が実績作りの良い候補先となって入れば、快くBさんを紹介してくれます。
‶Aさんにとっての良い候補先”については前編【見極め編】の「エージェントにとっての私」と「私にとってのエージェント」をご覧ください。
この3ピースをよーく眺めて、どんな風に組み立てればパズルが完成するのか?考えましょう。
上手くピースをはめることができれば、志望動機パズルの完成です!
面接は好きな人とのデート
さて、ここまで「エントリーシート(職務経歴書)」「志望動機」を準備してきました。
ついに面接!とても緊張しますよね。
でもガチガチに緊張しては、今まで準備してきたことを発揮できません。
また、本当は「給料はどのくらい上がるのか」や「どんな業務をするのか」も聞きたいですよね。
どこまで聞いていいのか?どのくらいの緊張感で挑むべきか・・・?
ぜひ「面接は好きな人とのデート」だと思ってください。
どういうことか説明しますね。
企業について詳しく知って、この企業に内定をもらえたらいいな・・・と思っている状態は、
素敵な異性を見つけたから、付き合ってほしいとアプローチするのと一緒です。
付き合っていないけど好きな人とのデートする時、デートプランを一生懸命考えたり、一番お気に入りの服を着て行ったりしますよね。
そして、そのデートでは一緒にいると楽しいと思ってもらえるように努力するし、まさか相手の年収、だらしないところ、怒るタイミングは聞かないですよね?
企業との面接も一緒です。
まずは、その企業が第一志望でなければ内定はもらえません。
そして、月収・ボーナスはいくらもらえるのか、企業の弱みはどこか、業績のアップダウン(会社は潰れないのか)、は直接聞きません。
好きな人と付き合うために、今できる最大限の努力(デートプランをたて、お気に入りの服を着る)するのと同じように、
内定をもらうために、自分が企業にとって魅力的であることを今までの経験や資格を使ってアピールするんです。
だから世に言う「〇〇なので、御社で働きたいです」「御社が第一志望です」は需要キーワードであることに変わりはありません。
熱量をもって、全力で入社したい気持ちを伝えましょう!
内定をもらえなかった・・・どうして?
これまでの前編・後編をすべて実践しているのに、内定をもらえない方もいらっしゃると思います。
最終面接に2名が残って、面接の出来も悪くなかったのに、自分が不合格だった。
実際、私の妹は2回、そのような理由で内定をもらえませんでした。
それはもう、その企業にご縁がなかっただけです。
入社すべき企業は、別にあるということです。
強いて言えば、面接官から見て「あなたに余裕がないように見えたから」かもしれません。
何社も落ちてしまうと、雰囲気が暗くなってしまったり、焦りが出てしまったりすると思います。
なので、全力を尽くしたなら、自分に落ち度があったのではないか?と理由を探るのはやめましょう。
きっとあなたに合った会社が、現れます。
退職を申し出るときの注意点
内定をいただいたら、現職に退職を伝えます。
退職は、上司の顔に泥を塗る行為と言われていますので、引き止められる可能性もあります。
上司に退職について伝える前に、担当のエージェントさんに相談をしましょう。
「上司の性格上、こんな風に言われそうだ」
「もし引き止められたら、どうしたらいいのか?」
「〇月入社で△月△日には有給消化をしたいが、駄目だと言われたらどうしたらいいか」等です。
プロですから、適切なアドバイスをしてくれます。
たとえ、不満だらけの現職だったとしても、退職報告時は「色々教えていただいて勉強になった」感謝を言葉にしましょう。
内定をもらったから「現職の上司にどう思われてもいい」と蔑ろにせず、穏便に済ませましょう。
大ごとになったらかえって面倒です。
また、上司に報告してどんな反応だったかも、すぐにエージェントさんに報告しておきましょう。
エージェントさんとしても、その内定が入社に繋がるのか、すぐに知りたいはずです。
立つ鳥跡を濁さず
上司への報告が終わったら、引継ぎ業務を行います。
勤める会社は変われど、今まで関わってきたお客様と、また仕事をする可能性もあります。
不満はあっても、今まで給料をいただき、転職先に内定をもらうための経験をさせていただいたことに変わりはありません。
勤めてきた企業のためにも、しっかり引継ぎ業務を行いましょう。
そして、お世話になった同僚・先輩にしっかり挨拶をして退社しましょう。
案外、「あの人はこんな風に退社したらしいよ」と噂になるものです。
今後一生関わらないつもりでも、何か聞きたいことがあって連絡を取る可能性は0ではありません。
関わりたくない人認定されないように、丁寧に退社しましょう。
人の縁はとても大切です。
最後に
「エントリーシート(職務経歴書)の書き方~退社の仕方」までをご紹介しました。
転職エージェントを利用する大切さ・面接前の企業分析の大切さが伝ったら嬉しいです。
サラリーマンは、1日に8時間・週5日も仕事をします。
「週2日や仕事終わりの束の間の休息を、不自由なく過ごす分の給料」と
「週40時間の労働が与えるストレスの軽減」は生きていく上でとても大切です。
この記事が少しでもに役に立ち、皆様の人生が好転することを心から祈っています。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
これからも色々な記事を書きますので、是非よろしくお願いいたします!

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